2013-03

    英字新聞で学ぶ The Daily Yomiuri March 12, 2013

    震災からちょうど2年が経ち、その翌日の新聞はやはり各紙震災2年の追悼行事に関する記事が多く並びました。

    英語の勉強も兼ねて最近はデイリーヨミウリを読んでいます。
    一面の記事に大槌のことが書いてあったのですこし引用。

    In Otsuchi, Iwate Prefecture, where 1,281 people died or went missing during the disaster, 30 town hall staffers laid flowers in front of the former town hall building. Thirty-nine of their fellow staffers, as well as the mayor, lost their lives in the catastrophe.
    As a cold wind blew against the bare steel frames of the building, Mayor Yutaka Ikarigawa read out the name of each staffer who died, saying: “When I stand at this spot, I can see all of your faces. If you were alive, I can only imagine the encouragement we might feel toward rebuilding our town.”
    After placing flowers, Ikarigawa said: “Two years have passed all too soon. We cannot grieving. We can only face these issues in a forward-looking manner.”
    ("2years on, a nation remembers" The Daily Yomiuri March 12, 2013より引用)

    vocabulary
    ・town hall 町役場、市役所
    ・in a forward-looking manner 前向きに

    旧大槌町役場
    記事の中に出てくる旧大槌町役場(2013年2月13日撮影)。震災で町の約10人に1人が亡くなった大槌町では、当時の町長を含め役場で働く人々も大勢亡くなりました。

    現大槌町役場
    現町役場(2013年2月19日撮影)。

    町役場の小学校の面影
    いまの町役場はもともと小学校だった建物を使っています(2013年2月19日撮影)。

    二年

     今日で東日本大震災からちょうど二年。

     
     自分は復興のために何ができるんだろう。

     初めて被災地を訪れたのは、地震から一年が経った2012年。5月、連休を利用して松島、石巻、南三陸、気仙沼、大船渡と宮城・岩手の沿岸部を旅した。メディアを通じて見聞きした土地だったが、実際に訪れてみると強い寂寥感に襲われた。360度周りを見渡しても何もない平らな土地。津波に洗い流されただ建物の土台部分だけが残っていた。
    土台だけ残った建物の跡

    大川小学校と鯉のぼり

     その年の夏には大学の友人と彼の故郷である福島県いわき市を訪れた。福島の風評被害は深刻で、若い人がわざわざ訪ねてくることもあまりないらしい。友人のお父さんは心から嬉しそうにもてなしてくれた。「よく来たね」と言ってくれるその笑顔が今も目に浮かぶ。

     年が明けて2013年2月、インターンの活動を通じて、岩手県大槌町にて仮設住宅で暮らす方々とお会いする機会を得た。東京から来た自分に被災当時の話をしてくれる。家族や家財を失ったこと、避難所での生活のこと、水門を閉めたり消火活動にあたったこと、瓦礫の中からご遺体を集めて回ったこと。
     津波で家財を流され「箸一本残らなかった」と言う方でも、亡くなった人たちとその家族のことを思いやり、「自分は家族が無事だったから本当の被災者ではない」と言う。多くの人が共通して口にするのは、「支援いただいた人たちに感謝の気持ちを伝えたい」という言葉。ぼくがお会いした大槌の人たちは、苦労や不安を抱える生活が続きながらも他人を思いやり感謝することを忘れていなかった。
    大槌の「ひょうたん島」
    写真は岩手県大槌町の蓬莱島。NHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとも。

    「苦しいこともあるだろさ 悲しいこともあるだろさ だけど僕らはくじけない」
    「ひょっこりひょうたん島」のオープニングテーマに歌われるように、人々は震災で失ったものを心に大事にしまいながらも復興へと前向きです。


     転じて、離れたところで暮らす自分に何ができるのか。
     
     被災した方々との交流を通じて知ったこと、感じたこと、学んだこと、これを記録し人に伝えていきたいと思う。自分ひとりの力は小さなものだけれど、自分の経験を刻み、残し、広めることで少しでも後世に役立てたい。

     

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    プロフィール

    Akira Oda

    Author:Akira Oda
    尾田章
    2013年9月よりカーディフ大学インターナショナル・ジャーナリズム修士課程(Cardiff University, MA International Journalism)に在籍。
    関心:データジャーナリズム、ドキュメンタリー、写真、計量政治学、英語学習、オーケストラなど
    Email: OdaAあっとcardiff.ac.uk ("あっと"を@に変えてご連絡ください)





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